養生

体内の湿気を取る方法

前回の記事で梅雨時期は脾臓の健康を第一に考える事が五臓六腑の調整に何よりも最良な方法だとお伝えしました。

湿気が溜まってしまうと喉の炎症、口乾、口苦、身体がほてる、筋肉関節痛、眩暈・頭痛、ニキビ、大便トラブル、皮膚湿疹といった症状につながってしまいます。

そのような体調不良を防ぐため、体内の湿気を出す方法は3つを紹介します。

1,食療法

身体の湿気を取る、浮腫みを取る、デトックスする、利尿作用があるものを摂ります。

体内の湿気を出すことに効果を示しますが長期間にかけて摂り続けることが大事です。

常に取ると良いのが

薏米(ハトムギ)红豆、冬瓜です。

私は薏米(ハトムギ)红豆の入った祛湿茶をこの時期は常用するようにしています。

他に中国では以下のようなスープ料理を作って食べていました。

中国のクリニックの寮母さんが作ってくれてて美味しかった記憶があります。

冬瓜排骨汤

↑あっさりしてて美味しかった!

玉米须汤

↑トウモロコシのヒゲを圧力をかけて作るので香ばしい~

2,運動をして汗をかく

適量の運動は身体を血行を促進し身体を柔らかくしてくれるため、体内の老廃物、湿気を排出しやすくします。

普段から運動をしない人は体内の湿気量が多い傾向にあります。

運動をしないと更に湿気を貯めてしまい肥満に繋がりやすくなります。

また、身体を強くする、皮膚の新陳代謝促進、デトックス効果もあるので習慣づけると良いです。

3、足湯に入る

足湯は足の経絡部分から温かい刺激を入れるので、

血液循環、新陳代謝、湿気を取り除くのに一定の効果があります。

汗を大量にかくのではなく、額に汗が滲む程度が望ましいです。

艾葉(ヨモギ)の足湯ですと脚の消毒、寒・湿気を取り除き、

血流を良くして浮腫みを改善してくれるので更に血液循環、新陳代謝を助けてくれて皮膚の状態、デトックスを行ってくれます。

ABOUT ME
中医セラピスト・伊藤
中医セラピスト・伊藤
作業療法士として脳外科のリハビリテーションに携わった後、中国に渡り中西医結合医療現場にて渡航医療のリハビリテーションに携わってきました。この経験をきっかけに中医科に興味を持ち、 広州市の邦里国際医療団に所属。中医師助手として老中医師から中医基礎・臨床を教わってきました。 5年間中国で経験を積ませてもらい、現在は栃木県宇都宮市で中医関連の仕事をしています。 本場中国で教わってきた脈診、陰陽五行理論を使った経絡治療を得意としています。 ブログは中国でお世話になった方々の支援を得ながら書かせていただいています。