脈診

身体と心の声が違う時

脈診をしていると、よくある。

「身体は問題ない、いつも通り」

「今が忙しいから頑張らなくちゃ」

とお客さんは言うけれど、

脈診をしていると身体が違う声を訴えてくることがある。

「もう休ませてくれ」「休息モードに入らせてくれ」

この身体と心の声が不一致の時のお客さんは盲目であることが多い。

あれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけない。

といった具合に、何かしがらみにとらわれている時が多い。

その時に「疲れているので取ってあげましょう」

なんて言うと怒り出す人もいる。

疲れているのを認めたくないようだ。

そういう時はなるべくゆっくりとした話し方から

リラックスを誘導していくといい。

施術手技はリラクゼーションにしてゆっくり深く呼吸ができるように誘導する。

決して相手のペースに合わせて話してしまわないように。

相手に合わせると焦燥感を誘発してしまうことがあるので注意が必要。

そんな具合で施術をすると

「私疲れていたんですね」「もっと寝たい」

といった欲求がでてくる。

この欲求がでてきたら身体と心の声が一致したことになる。

後は身体の欲求通りにリラックスする、寝るようにすれば疲れは取れる。

これを半日でもやれば仕事効率がアップする。

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あわただしい日常生活、どうか身体の声も聞いてあげてほしい。

それが日々の生活を輝かせるベースになってくる。

ABOUT ME
中医セラピスト・伊藤
中医セラピスト・伊藤
作業療法士として脳外科のリハビリテーションに携わった後、中国に渡り中西医結合医療現場にて渡航医療のリハビリテーションに携わってきました。この経験をきっかけに中医科に興味を持ち、 広州市の邦里国際医療団に所属。中医師助手として老中医師から中医基礎・臨床を教わってきました。 5年間中国で経験を積ませてもらい、現在は栃木県宇都宮市で中医関連の仕事をしています。 本場中国で教わってきた脈診、陰陽五行理論を使った経絡治療を得意としています。 ブログは中国でお世話になった方々の支援を得ながら書かせていただいています。