脈診をしていると、よくある。
「身体は問題ない、いつも通り」
「今が忙しいから頑張らなくちゃ」
とお客さんは言うけれど、
脈診をしていると身体が違う声を訴えてくることがある。
「もう休ませてくれ」「休息モードに入らせてくれ」
この身体と心の声が不一致の時のお客さんは盲目であることが多い。
あれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけない。
といった具合に、何かしがらみにとらわれている時が多い。
その時に「疲れているので取ってあげましょう」
なんて言うと怒り出す人もいる。
疲れているのを認めたくないようだ。
そういう時はなるべくゆっくりとした話し方から
リラックスを誘導していくといい。
施術手技はリラクゼーションにしてゆっくり深く呼吸ができるように誘導する。
決して相手のペースに合わせて話してしまわないように。
相手に合わせると焦燥感を誘発してしまうことがあるので注意が必要。
そんな具合で施術をすると
「私疲れていたんですね」「もっと寝たい」
といった欲求がでてくる。
この欲求がでてきたら身体と心の声が一致したことになる。
後は身体の欲求通りにリラックスする、寝るようにすれば疲れは取れる。
これを半日でもやれば仕事効率がアップする。
あわただしい日常生活、どうか身体の声も聞いてあげてほしい。
それが日々の生活を輝かせるベースになってくる。