気を感じる

気は目には見えないエネルギー物体である。

気は流れるものであるが、

上がったり(昇),

下がったり(降),

集まったり(集),

散ったり(散)

変幻することができる。

皮膚に触れないで、皮膚から少し離れた状態で感じる温かみは「気」だという。

日常生活で感じるのは、

呼吸している時に出入りするもの、

汗が出た時に蒸気のように熱で出るもの、

寒いときに尿をすると熱気が散布されるもの、

暖かい温度の時に暖気が上にいく、など。

また、我々日本人は他の外国人と比べて気を読む能力が長けている。

日本は縄文時代が1万年も続いていた。

この時に他者とのコミュニケーションは気を読むことで成り立っていた、という研究結果も出ている。

そのため、日本語は他の言語と比べて

相手を察する表現や、尊敬語、謙譲語といった相手を敬う表現が多い。

直接人と関わる職業、

私の周りの営業やカウンセラーそれに我々施術をするような職業はよくこんな表現をする

「あの人の身体に触ると重くなる」「話すと疲れる」「近寄りたくない」

「あの人といると楽しい」「体が軽くなる」等など。

美容師さんとも最近「後ろに立って髪を切りたくない人がいる」という会話をした。

場所も同様「あそこは近寄りたくない」「気持ち悪い」と心霊スポットなんかも表現される。

これは各々が感じる直観だと思うが、

気を読んで身体が、脳が、信号を発信しているものと私は思っている。

なので、この直観的なものは気の情報をキャッチしていることになるので、大事にした方が良いのだと思う。

つまり、気とは情報を持っていて人には気を読む能力がある。

中医の脈診、カウンセリングによる体質診断はセラピスト側の

気を読む能力が正確な診断をするのに非常に重要だと思う。

ABOUT ME
中医セラピスト・伊藤
中医セラピスト・伊藤
作業療法士として脳外科のリハビリテーションに携わった後、中国に渡り中西医結合医療現場にて渡航医療のリハビリテーションに携わってきました。この経験をきっかけに中医科に興味を持ち、 広州市の邦里国際医療団に所属。中医師助手として老中医師から中医基礎・臨床を教わってきました。 5年間中国で経験を積ませてもらい、現在は栃木県宇都宮市で中医関連の仕事をしています。 本場中国で教わってきた脈診、陰陽五行理論を使った経絡治療を得意としています。 ブログは中国でお世話になった方々の支援を得ながら書かせていただいています。