カッサ

刮痧 「痧」

刮痧講座をぼちぼち開始しようかと思っています。

準備として刮痧についてまとめます。

日本でカッサは小顔マッサージやむくみ解消法として紹介されていますが、

こちらで書くのはガチな中国の中医理論で身体をデトックスして身体を強くしていく方法を書いていきます。

刮痧とは中医の治療法の1つで推拿、鍼灸、吸い玉から生まれた治療法です。

刮痧の説明で欠かせないものとして「痧」があります。

痧は皮膚を擦ることにより人体の毛細血管が拡張・傷つき血液が血管外に出ることで皮膚に表れる赤い点です。

皮膚に粟のようにできた吹き出物やできものとも言われます。

これは体表に表れた病状の1つといえます。

これは痧毒とも言われ、現れることには3つの意味が含まれます。

1つ目は人体の代謝過程での老廃物があること。

2つ目は食料添加物などの摂取した食物の毒素が排出されずにあること。

3つ目は風、寒、暑、湿、燥、火の6種類の気候の影響により

人体の正気不足、抵抗力の低下時を示し病気因子が体内に侵入する可能性があること、

また病気を引き起こしやすい状態にあること。

この痧が日に日に回復していく背景には、

体内の免疫細胞が毒素を分解し排出する過程をとっています。

つまり、刮痧を習慣的に行うことで

人体の免疫細胞の排毒能力、デトックス能力が鍛えられることとなります。

身体内面を綺麗にし、免疫力を増強させることができるのです。

ABOUT ME
中医セラピスト・伊藤
中医セラピスト・伊藤
作業療法士として脳外科のリハビリテーションに携わった後、中国に渡り中西医結合医療現場にて渡航医療のリハビリテーションに携わってきました。この経験をきっかけに中医科に興味を持ち、 広州市の邦里国際医療団に所属。中医師助手として老中医師から中医基礎・臨床を教わってきました。 5年間中国で経験を積ませてもらい、現在は栃木県宇都宮市で中医関連の仕事をしています。 本場中国で教わってきた脈診、陰陽五行理論を使った経絡治療を得意としています。 ブログは中国でお世話になった方々の支援を得ながら書かせていただいています。