養生

ペラペラ靴ウォーキング

最近は急に気温が寒くなってしまいました。

湿気も多くて残暑という言葉には程遠い天気ですね。

今日のように急に気温が下がってしまうと、女性の身体は男性と比べて冷えやすくできているので身体の冷えを感じている人も多いのではないでしょうか?

人によって体質がそれぞれありますので冷えには傾向があります。

私の身体の傾向として冷えると消化器系がダメージを受けてしまうので、足の脾経の部分から冷えてくることで身体がサインを送ってくれます。

他に腰にサインが出る人、手足の末端が冷える、浮腫みがでるのも身体からのサインですね。

女性の施術をしていて思うのですが、気温が冷えるとたいていの人が膝から下~足が冷えている人が多いです。

自覚症状もなく「あ、言われてみれば」という反応が返ってきます。

冷えは万病のもとです。

女性の疾患は身体の冷えに長年対処しなかったがために生じているものも多くあるのも事実です。

忙しい毎日ですが、自分の冷えのパターンを知ることも1つだと思います。

私の最近の健康法はウォーキングです。

下腿が冷えやすくなってしまうので、足を温めること、そして程よく汗をかくことで内臓の湿気を出すようにしています。

私の傾向ですが足の脾経を冷えたままにしておくとお腹を下してしまうのです。

脾経に血流が巡るように内側の筋肉に力が入るように歩いています。

また、ウォーキングのコツなのですが、

わざと安くてペラペラな靴で歩いています。

もちろん快適な運動靴がいいのですが、運動靴はランニングの時に使用してます。

ペラペラ靴な理由は…

昔、草履で歩いていた時代は今のように快適な靴などないので足の指1本1本、足底全体を使って歩いていたと聞きます。

その効果について以下のような解説がされていました。

足底から刺激が入って脳を活性化する

足底の反射区(足ツボ)の刺激になる

 (足底は内臓をはじめ様々なの反射区がある。要は全身の流れを良くすることができる)

足全体の筋肉を使うことで血流も良くする。(足は第二の心臓)

歩いてみれば分かりますがペラペラな靴だと足底がフラットなので、その都度足がスライディングしてズレます。

足の指に力をいれる、体幹筋で身体の重心の位置を調整して足底全体に力をかける、といった調整が必要となります。

脳も使うので身体ー脳の連携も活発になります。

それに靴底がペラペラだと凸凹した所、砂利はいい足ツボ刺激になって気持ち良いです。

こんな調子で6000歩ほど最近歩いていますが、お陰様でお腹を下さずに済んでいます。

その他にも腹巻をして内臓・腰を温めたりもしています。

どうか皆様も自分の身体の冷えのサインを拾って、対処をしてみてください。

症状が出てからでは遅いですから、中医でいう「未病」を意識してみてください。

ABOUT ME
中医セラピスト・伊藤
中医セラピスト・伊藤
作業療法士として脳外科のリハビリテーションに携わった後、中国に渡り中西医結合医療現場にて渡航医療のリハビリテーションに携わってきました。この経験をきっかけに中医科に興味を持ち、 広州市の邦里国際医療団に所属。中医師助手として老中医師から中医基礎・臨床を教わってきました。 5年間中国で経験を積ませてもらい、現在は栃木県宇都宮市で中医関連の仕事をしています。 本場中国で教わってきた脈診、陰陽五行理論を使った経絡治療を得意としています。 ブログは中国でお世話になった方々の支援を得ながら書かせていただいています。