中医を学んでいるうえで「気」は必ずでてきる。
本当にあるの?と思ってきたけど、
中国・日本で気が見える人、読める人、練功(気をつくりだす)人に出会って「気」の存在を考えざる得なくなった。
西洋医学では「気」はスポットが当たらないけど、
李医師の下で臨床を学んで「気」によって引き起こさせる症状や病気がたくさんあることを知ることができた。
中国の基礎理論の教科書を読んでいると必ず
宇宙と気の発生
について書かれている。
内容は、
宇宙はビッグバンで出来て混沌としたものから産まれた、
というものだ。
混沌とした気から物質ができて生命が始まり、万物が生まれた
といった理論。
(↑ちなみに中国では小学校の時に神話の授業で教えられた、と中医薬大生に教えられた)
この内容を詳しく道教では説明している。
宇宙の発生は
道(タオ) → 気 → 物。
道(タオ)というのは万物発生の起源のもの、気の母体となるものと私は解釈している。
道は物事を調整する役割も担っている。
↑太極図は調整の取れた陰陽の状態、道(タオ)のことを現わしている。
占いの易や風水もこの理論で中医学も道教医療でつながっていて面白い。
道(タオ)について詳しく知りたければ、老子や道教の本に詳しく記載されている。
人の生きる源は
「元気」。
「元気」とは人体の最も根本・最重要の気であり、生命活動の原動力であり、丹田に蔵される先天の気。
李医師に中医の不妊症治療では人体にも宇宙のような整体観念で治療せねばならない、と教えられてきた。
気が無ければ生命の出現となる宇宙のビッグバンを身体の中に起こせない、と。
まだまだ中医治療も「気」についても勉強中なので、道教の整体観念も入れた記事を書きたいものです。